整形外科①
質問：
脊椎・脊髄・脊柱
の違いを教えて下さい！
回答：
脊椎は椎体という背中の骨。高齢者のいつのまにか骨折、圧迫骨折はこの骨の骨折のことです。脊髄は脊柱管の中にある神経。ここを損傷すると麻痺などの症状をきたします。脊柱は脊髄を包む管。椎間板ヘルニアや脊柱管狭窄症はこの脊柱管の狭窄のことです。
質問：
診断ではないのですが自分は昔から左半身の胸とお腹の中間くらいに少しボコッと体がへこんでいるんですがこういう人は生活なのでなにか気をつけていた方がいいことってありますか？
回答：
それは漏斗胸ではないでしょうか。前胸部の中心がへこんでいる状態を漏斗胸と呼びます。1000人に1人程度の割合で起こり男子に多いです。漏斗胸で気をつけることはありません。ただ、マルファン症候群など合併症がある人は稀にいるので注意しましょう。
質問：
中心性頸髄損傷についてです、
神経細胞には再生能力はないので、例え手術で除圧したとしても麻痺は改善しないと思うのですが、なぜSchneiderは臨床的特徴として麻痺の回復を挙げているのですか？もし回復するのであればどのような機序なのですか？回復というよりリハビリによって改善したように思えるだけですか？
回答：
シュナイダーの提唱は1950年代です。現在は中心性頸髄損傷に対しての手術は症状悪化の予防目的が主であり、いずれにせよすぐに手術をしなければならない理由はありません。ステロイドの有効性もまだ議論の余地があるところです。千葉大学の論文参考下さい。
質問：
中心性頸髄損傷の続きです。
千葉大の論文読みました。
時間の経過とともに神経症状が改善していくのは周知の事実 という文章があったのですが、そこが理解できません(><) なぜ再生能力がないのに症状が改善するのでしょうか？
回答：
神経におけるneurapraxiaは損傷された神経そのものの回復。一方末梢の筋繊維の肥大は機能が部分的に残存している神経の代償。中枢神経の再構築が再生能力のことですね。
質問：
neurapraxiaは末梢神経損傷の分類として認識しているのですが、同じような状態が脊髄などの中枢神経にも起こり得るのですか？
回答：
私も末梢神経でしか起こりえないと認識しております。私個人のイメージとして脊髄損傷は衝撃に続発する炎症や浮腫での機能低下もあるのではないかと。炎症が治まれば元々狭窄の強くない方は改善する部分があるのでステロイドが有効なのではないでしょうか。
質問：
10代なのに膝の関節が少し痛いです。
何かの病気…？
運動不足…??
回答：
10代の膝の痛みですか。オスグッドやジャンパー膝など触診とレントゲンで分かる病気も割とあります。成長痛の方も多いですが、骨肉腫などの怖い病気もごく稀にあるのでいずれにせよ1度整形外科での診察をすすめます。ご質問ありがとうございました。
質問：
4日程前から左足が歩くと痛く膝の右側の足を伸ばすと凹む部分のあたりが腫れていて触るとぷにぷにしてます。触った時の痛みは少ないです。骨肉腫が不安で寝られないのですが大丈夫何でしょうか😭
回答：
質問からは部位が特定できません。年齢と部位を明確に表記お願い致します。また、骨肉腫の場合はぷにぷにするという表現はあまりないかと思われます。しかし、いずれにせよ心配で眠れないのであれば医療機関にて精査してもらうことおすすめします。
質問：
脚を攣ったあと、まだ攣った感覚が残ってるというか違和感があるのですが、これを軽減する方法はありませんか？
回答：
スポーツなどが原因で急性期の場合は筋を伸ばすことが対処法ですが、慢性的なものであれば芍薬甘草湯など漢方が割と効く人いらっしゃいますよ。ご質問ありがとうございました。
質問：
変形性膝関節症と診断されました
立つのは平気ですが歩行の際に体重が足に掛かると痛みが走ります
痛みを感じる場所は膝の少し下の部分で膝ではないのです。
他の病気の可能性はありますか？
回答：
膝の少し下は膝蓋腱があるのでそこでの炎症の可能性もありますが半月板損傷で膝下が痛く感じる方もいます。ですが、変形性膝関節症でも半月板損傷でも急いで手術とはならないのでまずは保存加療で良いかと。確認したいのであればMRI施行おすすめします。
質問：
ダンサー志望の21歳です。
トレーナーさんに変形性膝関節症の疑いがあると言われました。
1日歩いてるだけで少し水がたまります。
誤魔化しながらやっていくしかないのでしょうか。
回答：
21歳で変形性膝関節症も特発性大腿骨内顆骨壊死もあまり考え辛いですね。半月板損傷とか離断性骨軟骨炎ではないでしょうか？MRIで診断してもらって下さい。トレーナーの話ということですが、医師でないのならあまりにも安易な発言です。
