世の中みんな、薬漬け!
ロキソニンは薬局で手に入るし効果もキレがあります。その反面、長期に使用していると胃痛や胃もたれ、そして胃潰瘍を起こすリスクが高まります。長期に渡りロキソニンを処方する医師はあまり信用できないです。
胃薬をセットで出すから大丈夫、なわけもないです。
特にムコスタなどは効果も弱く、気休め程度の効果になってしまいます。
せめてセレコックスなどに変更が必要です。
セレコックスは、ロキソニンなどの非ステロイド性抗炎症薬(NSAIDs)が胃潰瘍を起こすリスクが高いため、それを改善するために開発されたお薬です。
ここからは少し専門的なお話になりますが、NSAIDsが作用するシクロオキシゲナーゼ(COX)には「COX-1」と「COX-2」の2種類があります。
COX-1は胃粘膜の保護効果があり、COX-2は炎症や発熱、痛みを引き起こします。
ロキソニンのようにCOX-1まで阻害してしまうと、胃粘膜の保護効果が失われ、胃潰瘍を引き起こします。
セレコックスは、COX-1には作用せず、COX-2を選択的に阻害するように開発されているので抗炎症作用はありますが、胃潰瘍は比較的起こしにくいです。
作用としてはロキソニンのようにグッと短時間で効いてはきませんが、ロキソニンより長時間効果があります。
なので慢性的な痛みに対しては長期に服用する可能性があるので丁度良かったりします。
他にも、ひどい例としては、最近紹介状持参し受診された患者さんは、処方箋にカロナールとムコスタをセットで処方されていました。
どういう意味か分かりますか?
カロナールは肝臓で代謝されるので、胃薬をセットで処方してもあまり意味がありません。それさえもよく理解していない医師もいるということです。
65歳、70歳や75歳という区切りの年齢になれば必ず自分の薬を見直してもらい、不要な薬は減らしてもらうようお願いして下さい。
医師からすると、一度出した薬はdoでそのまま処方する方も割といます。
良い医師は薬をあまり出しません。
お薬手帳で自分の薬をしっかり管理してください。
例えば、高脂血症の治療薬であるスタチン系の薬剤を使用した人は生活指導だけを受けた人に比べて18%死亡率が高いとの報告もあります。
心筋梗塞や脳梗塞の原因となる「動脈硬化」の発症や進行を防ぐために、増えすぎた悪玉(LDL)コレステロールや中性脂肪の量を改善するのが脂質異常症治療薬ですが、中には重大な副作用を抱えるものもあります。
『スタチン』と呼ばれるタイプの薬には、副作用として横紋筋融解症があります。これは筋肉が徐々に溶けたりして崩壊する病気で、進行すると筋肉痛や脱力感が生じ、歩くことすらできなくなります。溶けた筋肉が血液を通じて尿として排出されるため尿がオレンジ色になることが初期症状として知られています。
このように、降圧剤や脂質異常症治療薬の他にも、一度飲み始めると長い間付き合い続けなければならないのが糖尿病治療薬です。
副作用のリスクが大きいため、他の薬に比べて医師は処方に慎重になる傾向にありますが、それでも効き過ぎによって低血糖が生じ、手の震えや動悸、ふらつきが生じる場合もあります。
薬についてわからないことがあれば医師や薬剤師に何でも聞いてみましょう。
自分の病気に興味を持つ、そして薬のやめ時を考える事が非常に大切です。
何の薬かも分からず、言われるがまま、薬を飲み続ける患者さんもダメ!
そして、なんとなく処方し続ける医師もダメ!
お互いが患者さんの身体にもっと寄り添って、考えましょう!
共に健康に!