サイキンソー!腸の見える化で日本人を健康に!
人間の腸内には大腸を中心に、100兆~500兆以上の菌がいるという。
大腸にいる菌といえば、不潔で不要なもののように思いがちだが、近年の研究では、腸内細菌が体調や疾病の発症に関係していることが明らかになっている。
この細菌の集団=腸内細菌叢(腸内フローラ)の状況を可視化するのが、サイキンソーの事業だ。
主力は個人向けの腸内細菌叢検査サービス「マイキンソー」。
腸内細菌のDNA情報を基に細菌の種類や比率を明らかにする。
結果は利用者に提供されるとともに、細菌DNAのビッグデータとして同社が蓄積。
創業5年ですでに、世界最大級の腸内細菌データのライブラリーを保有している。
このデータを生かして、まだ十分に解明されていない細菌叢のメカニズムに長期的に迫っていく。
サイキンソーの竹田綾取締役は、「生涯基本的に変わらない遺伝子とは異なり、腸内細菌の状況は食事や健康状態で変化する。定期的に調べることを健康チェック法として定着させたい」と語る。
医療機関向けサービスも展開しており、企業の定期健診の検査項目に入ることが足元の大きなビジネスターゲットだ。
キーワード サイキンソー
代表者 沢井悠社長
資本金 2.53億円
設立年 2014年
15年後の可能性 企業の定期健診で腸内細菌の数値も調べるようになる。
これで腸の病気を早期発見したりできるようになるかもね!