エピゲノム解析で病の予兆を覚知、Rhelixa(レリクサ) !
Rhelixaは計算生物学者だった仲木竜社長が、研究で得た知見を生かして設立した。
後天的に遺伝子の働きを制御する因子「エピゲノム」の解析に強みがあり、企業などのエピゲノム研究をサポートするビジネスを現在の柱としている。
生活習慣病などの慢性疾患やがんは特に環境の影響を受けやすく、エピゲノムの変化と関係が深い。
エピゲノムを解析、評価すれば、定期検診などよりも早期に、疾患の予兆を捉えることができる。
将来的にはエピゲノムの指標を整備したいと考えている。
レリクサのラボ
ゲノム(全遺伝情報)は先天的に決まっているが、エピゲノムは薬や生活習慣をコントロールすることで正常化できる余地がある。指標化することによって、エピゲノムの異常が把握できれば、健康管理もしやすくなる。
「将来的には指標を簡単に測定する血圧計のような機器が一家に一台あり、自分の健康をエピドンムの状態から日々把握できるという時代が来るのではないか」と仲木社長は予想する。
昨年11月には、三菱商事、損害保険ジャパン日本興亜などと資本業務提携。ヘルスケアに加え、食料分野でるエピゲノムを生かした研究を展開するという。
キーワード エピゲノム
代表者 仲木竜社長
資本金 1.64億円
設立 2015年
5年後の可能性 エピゲノム解析で、認知症に影響する外部環境因子が特定できている。
疾患の予兆があれば、予防もできる!